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2007年3月 7日 (水)

'06/12: ワインディングマシーンについて

先日ご利用の長野のSさんからお問い合せいただきました。

先日は大変ありがとうございました。セイコーファイブ大活躍しております。
精度もよく満足です。

さて今回メールしましたのは、ひとつご教授戴きことがあるのです。
それはワインディングマシンについてです。
現在、他の手持ちの時計を2~3週間ほどそのままワインディングマシンにセットした状況が続くことがあります。
このように長期間巻き上げを機械任せにしておくことはあまりよくないのでしょうか?
オーバーホールの時期を早める可能性もあると近くの時計店からアドバイスを受けたことがありますが、私自身の考えではさほど問題ないのではと思っております。
この点につきまして店長さんのご意見を頂戴いただければ幸いです。

 <店長から>
 そうですね、これについては諸説こもごもですが、これは早い目(3年以内)の定期点検(OH/オーバーホール)を受ける限りに於いては、問題がありませんが、自動車のエンジンとかと同じで、時計も動いている限りは、そのそれぞれのパーツは常にオイルを媒介して接触(摩擦)していますので、オイルの劣化や油切れには注意が必要です。これを忘れて使い続けていますと、パーツの偏摩耗とかが起き、修理に手間とお金が掛かってしまいます。
 機械式時計を毎日動かすと、確かに次にする際には日付調整等しなくて便利で良いのですが、私は考えるに、「ず~と動かしている方が良い!」というのは、それこそ、3・4年毎にしっかりOH等のメインテナンスできる裕福(^^;な方のみに当てはまるだけで、一般的には、機械は動かしている方がなるほど調子は良いのですが、その間もやっぱり各部の磨耗はほんの僅かずつでも進む事が考えられますので、(1年以上同じ姿勢で止めておくのは良くないですが)できることなら、程々(2週間~数ヶ月おきに、1~2週間続けて使う等)に動かしてやるのが、OHまでの期間が長持ちもする、一番良い方法ではないかと考えています。
 ですから、私なら時計が2つ以上あったら、2~3週間おきに使うようにして、時々休めてあげるようにして、できるだけメインテナンスタームが長くなるよう経済的な使い方をしますね。(^^;;

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