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2008年6月20日 (金)

届いた時計を使い始めて、一日の進みが+20秒~+40秒程度あるが、こんなもんですか?と

お問い合わせいただきました。

 <ご質問内容>
購入させていただいた二本ですが、それぞれ日差が+20、+40程度あるようです。
機械式に誤差はつき物と理解していますし、使用する朝に合わせていますので実用上に問題はありません。
この程度の誤差というのは、一般的な範囲なのでしょうか?
また、これを小さくしていくというのは個体差などから難しいものなのでしょうか?

店長から:そうですね、私、各ページの「仕様:」部分に「精度/日差±60秒以内」と書いてますように、一般的に5などで使用されています、7S26/7S36などの機械はSEIKOでも1日の誤差範囲の許容を+-60秒以内としていますので、一応許容範囲内ということになります。
 ただ、私、出荷前の検品で計測器械上で+30秒以内かどうかチェックしまして、それを超えるものは調整して出しておりますので、+40秒は大きいですね。



申しましたとおり、実用上に大きな支障はないのですが、一般的にどのようなものなのだろうと気になり、質問させていただきました。
(WEB上で調べると、日差には色々意見が多いようで・・・ 1分は当たり前、15秒以内など)
お時間のあるときで結構ですので、ご回答いただけると幸いです。

店長から:もちろん可能です。
 30秒を超えるものは送っていただければ、サービスで再調整させていただきますし、裏ぶた開け工具などがあれば、ご自分でもできなことはありません。下記↓はそのやり方を解説しました私のブログ記事です。


 http://tencho.air-nifty.com/blog/2007/03/post_dbec.html

 また、当ブログの「質問」カテゴリー↓にも精度などに関連した記事がありますので、お時間のあるときにでもじっくり見てください。

 http://tencho.air-nifty.com/blog/2007/03/post_dbec.html

 ただ、今回の場合、もちろんどちらもチェックしておりますので、もしかしましたら、ご使用方法や保管方法などで、何らかの影響があるのかもしれませんね??

 規定値より進む場合で考えられますのは、毎回装着前に巻くために振ってから手に着けられている場合。これは止まっている時計で最初動かす時に振ってから日付合わせと時間合わせをする場合などは問題ないのですが、毎日装着されているにもかかわらず、毎回振られますと、振っている間に時計が数秒ずつ進みますので、結果的に進み気味になります。

 また、ほぼ24時間着けられている場合も進みます。同じことから、手に着けていない間もワインダー(巻き上げ機)等に着けられている場合も進みます。

 また、時計各々で置いておくときの姿勢差の違いによりまして精度の違いがありますので、たまたま置いておかれる姿勢が最も進む場合などは、規定以上に進むことがあります。

 それから、上で振ると進むと書きましたように、激しい運動(自転車等も)や洗車等でも進みますので、それらが要因になっていることもあります。

 それから、もうひとつ気になるのが、毎朝合されるとのことですが、もともと秒針停止機能がありませんので、長針を戻して秒針を停止させて合わせる「裏ワザ合わせ」をしますと、無理にテンプの動きを規制することになりますので、しばらくはテンプの動きが安定せず進みや遅れの原因になることがあります。

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