スペシャルページのスーペリア(SNZH35J1)とレギュラー 5 NO.33(SNXA01K)
ついつい先日もお買い上げいただいたばかりの、秋田のMさんご姉妹からです!妹の黒スーペリア(SNZH45J1)の現物を見て、白が欲しくなりましたと、お姉さんからと、ついでに前から紺文字盤の時計が・・・と妹さんから一緒にご注文いただきました。今回も当然大作です!毎回毎回ご丁寧かつ、面白いご報告、誠に持ってありがとうございますm(_"_)m
#実は最近はMさんご姉妹の投稿記事を楽しみにされているファンの方が増えてきています!(^^)
<到着後:まずはお姉さんから>
Mr.Shop時計屋さん
店長 藤本様
この度も受取りの御挨拶が遅くなりまして恐縮です。
本当に注文が続きまして、保管・整理がうまくできなくてテーブルにケースに入れた状態で並んでいるような有様です。どれを腕に付けるか迷いながら時計を見る楽しみもあります。
さてさて今回も2本注文ということになりまして、わざわざ2本に1枚ずつスーパークロスを付けて下さって、サービスに感謝しております。
私用が白のスーペリアです。
先日、妹が同様の黒文字盤モデルを購入したことで質感は分ったので、安心して注文することができました。「お客様の声」のコーナーでこの色違いをまとめて2本ご購入された方がいらっしゃいましたが、確かにおっしゃるとおりで買って良かったと思っています。
私が特に気に入っているのは、文字盤のデザインです。縦・横(垂直・水平)の位置にローマン数字(XII・VI・IX)の表示とカレンダー(曜日と日付)。他のインデックス部は「外膨らみ」山折形状、針が2等辺三角形状。文字盤の中央から放射状に細かい溝模様がプレスされているのもいいですし、インデックスが黒色なので、白地に銀色のインデックスよりもコントラストがはっきりして良いと思います。腕時計型の日めくりカレンダーみたいです。
これ系のデザインの座標的なところが好きなんですよ。時計を見るときに的を抑えられるので-。
自分の中で子供の頃から羅針盤に興味があったので、この基本の4方向(東西南北)型のデザインを見ると親しみが湧いて来て、ずっと自分の道の案内盤(人生の羅針盤)として使っていけそうなものである気がします。
かなり大きく重さがありますが時々腕にも着けたいので、コマ詰めをしていつでも腕に着けられるようにしました。ブレスのデザイン・感触とも高級ラインだけあって大変良いです。
店長:なるほどねー、いつも○○さんの時計の見方はたいへんおもしろい視点で感心させれれます。私はその時計は中世のローマ時代の建築物を連想させてくれる面白いものだと感じています。また、下↓のようにいろいろな場面でご活用いただけて、嬉しい限りでございます。(笑)
普段はテーブル・机に置いて使うことになるでしょうけど、こうして腕に着けると筋力トレーニングもできるぞ! などと楽しく考えています。しかし、実際はかなり体が鈍っているらしく・・・着けて数分で汗かいてきましたー。(^^;) (大笑)
時計屋さんにすればちょっと寂しい話でしょうが、時計もそろそろ買い揃ったと思うので、ここで暫くはHP閲覧を楽しませていただく事になると思います。
<ここからは妹のNさんから>
それでは、例によってここからはNに代わります。
なんか、財政の方まで心配していただいて、人が良いっすね、時計屋さん! 確かに、立て続け4個リレー買いのようになりましたが、まぁ…単に優先順位で一つずつ買ったというか、一つ買ったら次のも欲しくなったというか、最終的に気になるモデルを全部買うに至った、という事になりますかな。一気に買わなかったのはその都度資金調達をする関係もありまして、ちゃんと考えて発注しているので心配ご無用。
店長:ありがとうございます。そう言っていただけると、気が楽になります!(^^)
正直、これだけ買うとは自分でも想定外でしたが、事前に今後は使わなそうな時計を一気に手放しておりまして、改めて使いたい物を発掘していったらこうなった…と。完全なる予定外はスーペリアです(笑)。しかし、今回のモデルを買うきっかけになりました。 それにはまず、スーペリア後日談から。革ベルトにして服の上から着けたはいいが、腕の動作によって服が突っ張る感が気になって、やっぱ腕に直接着けたくなったのですよ。しかし、最内で留めてもまだ大きい。で、それを解消するために取った行動。
1> ベルトの内側にもう一つ穴を開けた……穴はキレイに開けられましたし、ゆとりも減りました。でも、今時の革ベルトは昔のより丈夫にできてるが故に、カーブのクセがつかないの! だから、どーしても本体は浮くんです。ベルトの付け根のとこ、本体とベルトがほぼ直角ですよ、それで浮いてる! かっちょわリー!! なんか、皿着けてるみたいで…。で、次の案。
2> (テニスの)リストバンドもどきの上から時計を着けた……結局は手首回りが足りないって事だから、何か巻いて太くすればいいんじゃね? という発想の元、使える物はないかと考えた末、傷んだ靴下のリブ部を切って使う事に(私の靴下は足首全体がリブ編みの実用品、色も肌に近いベージュか茶)。一重ではまだ薄いので、二つ折りにする事にして、チョキチョキ…よーし、装着するぞー! てなわけで着けてみたら、あら、結構良さそう。長袖なら仕掛けもそんなに見えないし、何より服の突っ張り感が消えてラク~。これなら外にも着けていけそう。
店長:ナイスアイデアですね!(^^)
その後ハタと気づく、「どうせこういう着け方するんなら、ブレスでもいけるんじゃ?」。重さを覚悟でやりました。少し大きめでいいわけだからコマは6個外し、リストバンドもどき使用でピッタリ。確かに重いが、遊びがない分使ってるうちに慣れそう。
元々革ベルトを着け慣れしてない事、ブレスの方がより高級に見える事、着脱しやすい事、そして、「何のために10気圧防水に目ェ付けたかわからん! いくら加工してても革は水に弱いんじゃ、水浸しにできない(普通やらんだろ)物付けてなんになる!」という自己主張が、革ベルトをブレスに戻しました…最初に気づけよ。
それともう一つ、革ベルトを留める時に結構ベルトを引っ張るんですよ、締めるために。それによって、ベルト装着部のピンが曲がるんじゃないかと…端は細いでしょう…? 事実、ブレスに交換した時(当然自力)ピンを見たら、心なしか曲がってたような…元から少しカーブしてるって事、ありますかね…?
店長:少し良い時計の革ベルトモデルでは少しでもベルトをケース側に近付けるために弓の様にカーブしたバネ棒を使う事がありますが、金属ベルトではそのような事は無いと思いますよ。
そういう訳で、今はブレスで使ってます、巻上げを兼ねて夜中心に。最近は、ちゃんと時間を見れるようになってきましたよ(笑)。
店長:良かったです!(笑) それでは、本題の今回のモデルについて。また男物ですが、紺系は一つは欲しかった。以前、スペシャルのダークブルーのことを色々聞いたのもその一環です。男物は選択肢に入ってませんでしたから、なかなか「これ」というのがなくて…実は、今は NO STOCK になってる日本製スタンダードタイプのダークブルーも候補に入ってたんですよ、でも、今ひとつ決め手がなくて。
それがなぜ男物になったかというと…このモデル自体は、以前から面白いと思っては女物が無い事に舌打ちして(笑)見ていたものです。やはり「大きさ」がネックで。でも今回スーペリアを買って思ったんですよ。
「スーペリアって、男物の中でも大きめだよな?」→「これが使えるなら、他のはもう少し小さい分まだマシなんじゃ?」→「確か、オリエントの自動巻き女物で、文字盤にのぞき窓のついたデザイン物シリーズ、男物並みにデカくなかったっけ?」→確認(やはりそうだった)→「女物で同じような大きさのがあるなら、『ただのデカい時計』で済むじゃん」→「男物も探してみよう、もう少し小さいならリストバンド無しで使えるかも」→「そういや、男物ばっか使う女性もいるって話だし(地元時計屋談)」
∴今回のモデルが選ばれました。その理由。
1.紺に金が新鮮。
2.丸インデと棒インデの組み合わせが面白い。
3.スタンダードタイプよりは男物感が少なそう。
4.ブレス幅が狭めで、しかもバックル側は女スペシャルのブレス幅と変わらない。恐るるに足りず! 等々。
珍しく画像と現物のギャップが少なかった。色味も私的に丁度良かったし、何より針が見やすくて…老眼が入ってきたら、細かい手作業をしてる時目が疲れやすくなったので、どの角度でも針がハッキリ見えるのは選択条件として欠かせない(スーペリアは例外)。秒針が全体的に三角形なところも効いてます。これ位表面積があれば色もじっくり堪能できるしねー。大きい時計を着けると気持ちも大きくなるような気がするので、イラついている時に活躍しそうです。
そして、スーペリアをブレスで使っている今となっては、この5の軽いこと! まぁ、ブレスの作りも違うし…ブレスと言えば、このモデルのはピン式ではないけれど、楔ピン(個人用語)がU字でもL字でもなく、I字なんですね。外し方がピン式と同じになるので、コマ裏に余分な隙間が無くスッキリしていいです。初めて見ましたが、男物はこのタイプが多いんですか? だとしたら、やっぱり女物ってどっかチャチい。
予想通り、生手首に着けて収まってます。近くで見るとデカいけど、離れて見るとそうでもない。これなら、夏場腕丸出しでも大丈夫かも、わーい!
ところで、届いて開けた時、姉のスーペリアは時間が合ってましたが、私の5は遅れてました…これって性能の差? 今まで時計屋さんで買って遅れてた事は無かったので、珍しかった。
店長:そうでしたか、ごめんなさい。
たまにやります。時間を合わせ間違えたり、メンズは振って巻くのですが、忙しい時など振り方が足らなかったりすると時間が合わなかたりします。
それと、素朴な疑問。男物は手巻きが付いてないというお話ですが、コレクターよろしく沢山持ってらっしゃる方は使ってない時計をどうしているんでしょう? 私も結構持ってるんですが、いつ使うか分らないものは連日動かしてます。止めとくと使う時のカレンダー合わせが面倒なので。ただ、私の場合はほとんど女物で手巻き付きですから、寝る前とかに適当に手で巻いているのですが…男物だと振るしかないですよね。カレンダー合わせが手間でも使う時だけ動かすのか、まさか1個に1台ワインディングマシーンが…!?
そんな人がいるとしたら、それは金と空間に余裕があるか完全なるマニアの方でしょう。いやいや、いないとは言い切れないですよね、羨ましい…妄想はこれ位にしときましょう。
店長:そうですね、確かにワインダーをお使いの方も居られますが、時計のメインテナンス周期の事を考えますと、終始動かしているよりは、たまに動かす程度にして、手間を惜しまずに都度合わせてお使いいただく方がOHするまでの時間が長くできますので、その方が経済的だと思いますよ。
全部をずっと動かしていましたら、一度に次々とOHの時期を迎えますので裕福な方は問題ないですが・・・、私の様な倹約化系(ケチ)は使う時だけ動かすようにしています。
蛇足。ちょっと前に買ったスーパーレギュラー5レディースのブレスですが、何かを連想させると思ったら、生トウモロコシでした。実が隙間無くびっちり並んでいるからだろう…そしてあのパールっぽい艶消し風の見た目感が、ヘアラインの質感とダブって見えているようです。
1年分位続けて買ったのでしばらくは大人しくしている事でしょう。買う時はいつもこんな風ですから、発作みたいなもんですねぇ。何かありましたら、またお知らせさせて頂きます。いつも長話に付き合っていただいて恐縮です(しかし決して短くはならない)。
では、♪また~買う~日まで~♪(笑)。ありがとうございました。
<後日談:妹のNさんから>
時計屋さん、こんばんは。○○Nです。
日も経たないうちに後日談が出てしまいました。スーペリア黒について。
リストバンド装着でブレス使い…という話を先日しましたが、実は、生手首に着ける手段はあるんです、見た目さえ考えなければ。
「見た目」とは、ブレスを丁度いいサイズにしてしまうと手首がほとんど文字盤になるという事実。革ベルトの件でも言いましたが、「皿」みたいでちょっと抵抗がねぇ…ですが、思い切ってチャレンジしてみました。
男物だから、コマを全部外してもまだ大きい、しかもバックル位置が良くない(逆付けでも)。しかし、もう一つ外せば、丁度良さそう…(ニヤリ)。
時計屋さんはご存知かもしれませんが、ある種のピン式ブレスは詰めゴマ印(↓)のないコマも外せるんですよね。「ある種」というのは、ブレスの全コマがピンでつながってるタイプのもの。大抵は外せるコマだけピンつなぎなのですが、たまにそうじゃないのがあるんです。スーペリアが正にそれ。ちなみに、姉が買った「できる女性」シリーズの5もそうです。なぜそんな事を知っているか…無論、以前やった事があるからですよ(笑)。
店長:そうなんです、そのブレスの構造によっては外せるものもあります。
気が付かれましたか!素晴らしいです。
というわけで、この手法でコマをもう一つ外しました。いやー、ほんとピッタリになった。そして見た目については、「これは文字盤をモチーフにしたアクセサリーだ!」と強引に自分を納得させる事にしました。大丈夫、人間には「慣れ」がある!
ジャストフィットになったので、もはや重さの体感も女物並み、見なけりゃ何着けてるか分りません。しかし最近「慣らし」を兼ねてこの大物をちょくちょく着けていたら、他の女物が全てブレスレットウォッチに見えてきました…恐ろしい現象だ。
店長:爆笑です!(^^)
この強引なブレス調整は、バックルに向けてシェイプしている物ではラインが不自然になるかもですが、隣の1コマ位ならさして問題ありません。そして、なぜそれを思いついたかというと…ラドーのブレスは全コマ幅が同じでピンつなぎな上、↓印がついてない…「つまり、全部外せるという事か!」と驚いた事がありまして。ですから、似た構造なら他のも、↓印が無くても外せるんじゃないかと思ったんです。…お仲間、いますか?
しかし、このラドーブレスは便利ですよ。普通は外さないコマに何らかの異常があって替えたい時に、コマ詰めで外しておいたコマを充当できるでしょ。これで、家でコマ詰めできたら最高なんだけどね…トンカチないと外せないんだよなー、やっぱおスイスの名門だけあって、作りが違う。
以上、追加報告でした。
店長:毎回大作をありがとうございます!いつも本当に楽しく読ませていただいております。
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